根強い愛好家が最も多いサボテンのひとつです。
アストロフィツム兜丸は特に品種が多く交配も実生もしやすいことから人気が高いです。
棘がないのも人気のひとつと考えています。
また、園芸品としても、錦やVアロータイプの個体は観賞価値も高いです。
現在でも愛好家達がこぞって品種改良を進めている種のひとつです。
今後どのような兜が誕生するか楽しみです。
生息地
メキシコ原産です。
丘陵地帯の塩分、石灰質またはローム土壌の半砂漠気候地域、乾燥した川床の側面、草原で育ちます。
特徴
兜丸(Astrophytum asterias)は、美しい平たいサボテンです。
灰緑色で、白い毛の房が点在しています。
茎には細くてはっきりとした垂直の溝があり、それが(通常)8つの幅広の稜に分かれています。
これらは茎の三角形の部分を形成します。
円形の棘座は各稜の中央まで一列に並んでおり、通常毛で覆われています。
人工的に栽培された植物は、暖かい季節であればいつでも開花する可能性があります。
花は黄色で、オレンジがかった赤です。
source:https://uk.inaturalist.org
栽培
兜丸は比較的育てやすい種です。
有機物が少なく、水はけのよい、ミネラル豊富な用土が必要です。
水はけのよい鉢に2年ごとに植え替えます。
春と夏の間は窒素含有量の少ない肥料を使用して、成長を早めます。
カリウムは植物の健康に役立ちます。
3月から10月までは水を控えめにし、土が乾いてから再度水をやります。
根腐れを防ぐため、初秋から冬の終わりまでは乾燥気味に管理してください。
-5℃まで耐えますが、寒い時期は温かい場所に置いてください。
繁殖
繁殖は種子で簡単に行うことができます。
とにかく、強い直射日光と乾燥した状態を避ける必要があります。
その他
兜丸はペヨーテ(Lophophora williamsii)と混同されることがありますが、この植物の幻覚作用は現時点で科学的な証拠はありません。
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